この記事でわかること
・マーケティングとは何かの基本
・売れる仕組みを作るための5つの視点
・自社の売上をどこから見直せばいいか
マーケティングとは何か?
「マーケティングって、結局なんのことですか?」
そう聞かれることは少なくありません。
言葉としてはよく聞くけれど、なんとなく広すぎて、つかみどころがない。
広告のこと?
SNSのこと?
営業のこと?
集客のこと?
そんなふうに感じている方も多いと思います。
でも実は、マーケティングはもっと広い考え方です。
ひと言でいえば、
売れる仕組みをつくること。
単発で売ることではありません。
たまたま売れることでもありません。
いい商品を作って終わりでもありません。
誰に、何を、どう伝え、どう選ばれ、どう買ってもらうか。
その全体を設計していくこと。
それがマーケティングです。
小さなメーカーや作り手の会社では、
技術力はあるのに、直販になるとうまくいかないことがあります。
ECを始めた。SNSもやっている。ブログも書いている。
それでも売上が伸びない。
そのとき、
「もっと発信しなきゃ」「もっと集客しなきゃ」と
思いがちです。
でも、本当の問題は別のところにあるかもしれません。
だからこそ、マーケティングを
“発信のテクニック”としてではなく、
売れるまでの流れ全体を整える考え方
として捉えることが大切です。
マーケティングは「集客」だけではない
マーケティングというと、
多くの人がまず「集客」を思い浮かべます。
たしかに集客は大事です。
でも、集客はマーケティングの一部でしかありません。
たとえば、こんな会社があります。
商品はいい。
技術にも自信がある。
でも、誰に向けた商品なのかが曖昧。
自社の強みも言葉になっていない。
SNSで発信しても、何が伝えたいのかぼんやりしている。
その結果、
せっかく集客して見に来た人はいても、
購入には至らない。
これでは、いくら集客しても苦しくなります。
つまりマーケティングとは、
人を集めることだけではなく、
選ばれる理由をつくり、買いやすく整えること
でもあるのです。
売上が伸びない原因を見つけるところから始まり、
お客さまを知り、
選ばれる理由を作り、
発信を見直し、
最後に売り方を整える。
この順番には意味があります。
売れない会社ほど、この順番が逆になりやすいからです。
売れる仕組みは5つの視点で考える
このブログでは、
マーケティングを次の5つの視点で整理しています。
1. 売上の伸び悩みを整理する
最初に必要なのは、「何が問題なのか」を整理することです。
売上が伸びないとき、
すぐにSNSや広告に走る会社は少なくありません。
でも、問題が集客ではなく、
商品、導線、顧客理解にあることもよくあります。
まずは全体を見て、どこで詰まっているのかを見つける。
ここが出発点です。
2. お客さまを知る
次に必要なのは、誰に売るのかを明確にすることです。
「うちの商品は誰にでも使ってもらえます」
そう思っている会社ほど、発信が弱くなります。
お客さまは誰か。
その人は何を価値だと感じているのか。
どんな悩みがあり、なぜ買うのか。
ここが曖昧だと、
その後の差別化も発信も売り方も全部ズレます。
3. 選ばれる理由をつくる
顧客が見えてきたら、次は「なぜあなたから買うのか」を整えます。
品質がいいだけでは、選ばれる理由にはなりません。
技術力が高いだけでも、伝わらなければ意味がありません。
自社の強みを言葉にし、違いを伝えられる形にする。
価格以外の理由で選ばれる状態を作る。
これが差別化であり、ブランドの土台です。
4. 発信と集客を見直す
ここができて初めて、
発信や集客の話が効果のあるものにできます。
顧客が見えていて、選ばれる理由も整理できていれば、
SNSもブログも広告も、伝える内容がはっきりします。
逆に言えば、この前の段階が曖昧なまま発信しても、
反応が弱くなるのは当然。
発信の量よりも、まずは中身が重要です。
マーケティングでは、そこを飛ばしてはいけません。
5. 売り方を整える
最後に大事なのが、商品、価格、オファーの整え方です。
売れない原因は、集客不足だけではありません。
「買いたい」と思ってもらえても、
商品が選びにくい、
価格がわかりにくい、
買い方が面倒、
それだけで人は止まってしまいます。
だから、売り方まで含めて整えてこそ、
売れる仕組みになります。
マーケティングは「順番」が何より大事
ここまで読むと、マーケティングは派手なテクニックではなく、
かなり地道なものだと感じるかもしれません。
でも、実際そうです。
売れている会社は、
何かひとつの魔法を持っているわけではありません。
顧客理解、差別化、発信、売り方。
そうした要素が、ある程度つながっているのです。
逆に、売れない会社は、どこかがちぐはぐです。
誰に向けているのかが曖昧だったり、
発信の前提が整っていなかったり、
強みが伝わっていなかったり、
買う理由が弱かったりする。
マーケティングとは、そのちぐはぐを整える仕事です。
だから私は、マーケティングを
「売るための宣伝」ではなく、
売れる状態をつくるための設計
だと考えています。
まとめ
マーケティングとは、売れる仕組みをつくることです。
集客だけではありません。
SNSだけでもありません。
広告だけでもありません。
売上が伸びない理由を整理し、
お客さまを知り、
選ばれる理由を作り、
発信を見直し、
売り方を整える。
この流れを順番に考えていくことで、
小さな会社でも、無理な値下げや場当たり的な発信に頼らず、
自社らしく売れる仕組みを作っていくことができます。
このブログは、そのための考え方を整理したものです。
どこから手をつければいいかわからない方は、
以下のオススメ記事を順番に読んでみてください。
次にオススメの記事
売上が伸びないときは、
いきなり集客を増やす前に、まず
「どこで詰まっているのか」を整理することが大切です。
→ 売上が伸びない会社に共通する3つの詰まり
マーケティングを考える出発点は、
「誰に売るのか」を明確にすることです。
顧客理解の土台から見直したい方はこちらをどうぞ。
→ ドラッカーに学ぶ「顧客とは誰か」
良い商品でも、
選ばれる理由が伝わらなければ売上にはつながりません。
差別化の考え方を整理したい方におすすめです。
→ 差別化とは何か
発信をがんばっているのに反応が弱いときは、
発信量ではなく、発信の前提がズレていることがあります。
SNSやブログの前に考えたいことをまとめています。
→ SNSで発信しても売れないのはなぜか
売れない原因は、商品そのものではなく
「売り方」にあることも少なくありません。
価格以外の原因を体系的に考えるポイントはこちらです。
→ 値下げの前に見直すこと
